
私は自然のモチーフが好きで、特に惹かれるモチーフの一つが木です。
去年やっとやっと形になった、組み立て式のもみの木(FIR TREE)の販売を始めましたが、他にも仲間が欲しいなあと思い、考えていたものがこの写真の子。
でも、でもなんです。パターンをいくつか切り直している間は、相手は紙なのでそれ程難しくありませんでしたが、それをいざ革で試作を始めたところ、、なんとまあ、作り手泣かせのパターンだこと!
なんでこんな複雑なパターンにしちゃったんだろう?誰よ!私だ、、と何度も自問自答しながらカットしていましたが、あまりに手がかかるので途中で投げ出し、完成までには数ヶ月もかかりました。
出来て組み立ててみると、思った通りの可愛さで、ある程度満足は出来ましたが、でもでも、これを販売するとなると、、、とても自分がこれくらいで出したいなと思っていた金額では出せない手間の多さでした。果たしてこれは成功というのか、失敗というのか。。どちらとも言えるもの、かな。そんな時もあるよねとも。
値段を上げれば販売は可能かもしれないけれど、やはりhiyoriの商品は自分たちが適正だなと思える値段で出したい思いが前提にあるので、それも大切にしていこうと思います。最近安いね、と言われることも多いですが(確かに材料費は始めた頃の2倍弱)、今は自分たちで販売することが主なので、自分たちなりの適正価格でお出しできているかなと思います。