夏の観察

虫が苦手な方はじーっと見ないで下さいね

今年はあれこれ今まで無かったことが舞い降りてくることが多々あります。

裏庭のならないスモモの木だよ、と先住の親類に言われていた木に、消毒も何もしていないのにいくつもの実が生って、美味しいスモモが幾つか食べられたり、ウチなんかで良いのかな?のオファーが舞い込んで来たり。そして、前からずーっと生えてる木に、急にカブトムシが10匹以上集まっていたり。

そうなんです、ある日、我が家のムクゲの木に、よく見たらカブト虫がオスとメスで合わせて15匹以上蜜を吸いにやってきていた事に気がつきました。1匹でも、わーーかっこいい!となるところ、大群すぎて、数えられない、、、。

この状況をどうしたものかとも思いましたが、せっかくなのでその日から毎日家族で朝夕観察することにしました。娘はカゴに入れて飼いたいと言いましたが、調べてみるとカブトムシの寿命は短く、娘もお世話すると言っても自分一人ではまだ触れないので、木に来てくれている子達を自然のまま観察することにしました。

カブト虫ゼリーを置いてみたり、スイカの赤い所付きを置いてみたり。途中、甘い香りのせいか、蜂も同居するようになり、観察中はドキドキしましたが、お互い虫同士は円満にやっているようでした。

毎日観察を続け、お盆を過ぎた辺りから急に朝晩が涼しくなりました。その頃から数が少し減り始め、代わりにクワガタ虫が増えてきました。そして、メスのカブトムシの姿が殆どなくなりました。そして数日経ち、クワガタ虫ばかりになった頃、カブトムシのオスが木の根元付近に横たわるようになりました。

毎日観察をして親しみを持っていた娘っ子は、寂しいと涙していましたが、土に埋めてお墓を作ってあげることで、来年も子供達が遊びにきてくれることを期待しています。

私はカブト虫といえば、隣のお兄ちゃんが大きな虫かごで毎年育てていて、それを見せてもらったり、触らせてもらったりするくらいで、それほど馴染みはありませんでしたが、昆虫大好き少年だった夫氏は、毎日大興奮で、娘っ子といつまでも外で観察をしていました。

今夏、昆虫観察という毎日の楽しみを与えてくれた虫さんたち、ありがとう。是非来年もきてくれると嬉しいな。ゼリー買って待ってます。

この記事を書いた人

Yumi Asakawa

nest+のハンドクラフト部門hiyoriのモノづくり担当。旅好きモノ好き暮らし好き。旅するように暮らしたい、暮らすように旅したい人。趣味は衣食住旅作。5歳児のママ、日々修行中。